「スリランカ旅行って本当に安いの?」と思ったことはありませんか。
ガイドブックやSNSを見ても「物価が安い」とは書かれているけれど、実際に1週間や10日間でどれくらいお金が必要なのかは分かりづらいものです。バックパッカー志向の人なら「なるべく節約したい」と感じますし、一方で「せっかくだから写真映えするリゾートにも行きたい」という気持ちもあるはず。
この記事では、節約プランと豪遊プランをわかりやすく比較し、内訳ごとの相場まで具体的に解説します。読めば「どのくらい予算を組めばいいか」がスッキリし、安心して旅の計画を立てられるでしょう。
スリランカ旅行の予算目安(1週間・10日間)

節約プラン:バックパッカー向け費用モデル
バックパッカーや学生旅行者に人気なのは、ローカルの列車やバスを利用し、ゲストハウスに泊まり、食事はローカル食堂で済ませるスタイルです。
1週間ならおおよそ7万円前後(航空券別)、10日間で10万円前後が目安です。航空券を含めると、13〜15万円程度で十分に楽しめます。
このスタイルでは1食200〜300円程度のカレーライスやロティで済ませられるため、食費は1日1,000円前後に抑えられます。宿泊も1泊1,500〜3,000円で探せるので、予算はかなり低くなります。
豪遊プラン:写真映えリゾート&名所巡りモデル
「せっかくだからリゾートも満喫したい」という人には、豪遊プランがぴったりです。1週間で20万円前後、10日間で25〜30万円を見ておくと安心です。
5つ星ホテルは1泊1万〜5万円と幅広く、シーギリヤロックやサファリツアー、アーユルヴェーダ体験などを盛り込むと観光費用は一気に増えます。レストランでの食事も1,000〜3,000円が相場なので、ローカルと比べると高くなりますが、日本の同格ホテルやレストランに比べると割安感は大きいです。
モデル比較:節約 vs 豪遊でどれだけ違う?
同じ1週間でも、節約プランは10〜15万円程度、豪遊プランは20〜30万円程度と大きな差があります。
ただし、スリランカの物価を考えると「少しの追加予算で一気に豪華になる」のが特徴です。バックパッカー向けから一段階上げても、日本国内旅行よりお得に感じられることが多いのです。
費用内訳を徹底比較

航空券(時期・乗継/直行比較)
日本からスリランカへの直行便は少なく、シンガポールやバンコク経由の乗継便を利用するのが一般的です。
直行便は少し割高で往復10〜15万円、乗継便なら6〜12万円ほどで購入できます。ハイシーズン(年末年始、夏休み)は高騰するため、早めの予約が重要です。
宿泊費(ゲストハウス~高級リゾート)
ゲストハウスは1泊1,500〜3,000円、ミドルクラスのホテルは5,000〜8,000円、高級リゾートは1泊1〜5万円と幅があります。
バックパッカーはゲストハウスを利用することで大きく節約できます。一方で豪遊派は1泊1.5万円程度のホテルを組み合わせれば「贅沢感」と「コスパ」を両立できます。
食費(ローカル食堂 vs レストラン・カフェ)
ローカル食堂のカレーセットは200〜300円程度で、チャイ(紅茶)は30〜50円。ビールは200円前後です。
観光客向けレストランでは1食1,000〜2,000円程度、高級ホテルのレストランでは3,000〜5,000円も珍しくありません。食費の幅は大きいですが、どちらを選んでも日本に比べれば安い水準です。
交通費(鉄道・バス・トゥクトゥク・専用チャーター)
鉄道やバスは非常に安く、数十円から数百円で長距離を移動できます。例として、コロンボ〜キャンディ間の列車は200〜500円程度です。
一方でトゥクトゥクは短距離で100〜300円ですが、観光地では値上げされやすいので交渉が必要です。専用車やドライバー付きのチャーターは1日3,000〜6,000円程度が相場で、複数人で割ればリーズナブルに使えます。
観光費(入場料・ツアー・アクティビティ)
シーギリヤロックは外国人料金で約4,200〜5,500円(30〜35 USDまたは10,000〜11,000 LKR)が相場で、ローカル料金(約100 LKR)と比較すると非常に高額です。
仏教遺跡や寺院は無料または数百円で入れる場所も多いですが、有名観光地は日本と同等かそれ以上の料金になります。
サファリツアーは1人5,000〜1万円程度、アーユルヴェーダ体験は1回3,000〜1万円と幅広いです。
通信・SIM/ビザ料金・保険・その他雑費
現地SIMは2〜3GBで300〜500円程度、1か月無制限でも1,500円前後と安価です。
観光ビザ(ETA)は、一時的に無料化されていますが、通常は 米ドルで約50ドル(日本円で約7,000円) が相場です。場合によっては、米ドルで約35ドル(約5,000円) のケースもあります。
海外旅行保険はクレジットカード付帯もありますが、別途加入するなら5,000〜1万円を見込むのが安心です。
日数別のリアルな費用例(1週間/10日間)

バックパッカーモデル実例
- 航空券:6〜10万円(乗継便)
- 宿泊:1泊2,000円 × 7泊 = 約1.4万円
- 食費:1日1,000円 × 7日 = 約7,000円
- 交通費:1,000〜2,000円
- 観光費:5,000円程度 合計:約13万円前後
10日間なら宿泊が2万円、食費が1万円に増えますが、全体で15万円程度に収まります。
豪遊モデル実例(高級ホテル・アーユルヴェーダ体験含む)
- 航空券:10〜15万円(直行便)
- 宿泊:1泊1.5万円 × 7泊 = 約10.5万円
- 食費:1日3,000円 × 7日 = 約2万円
- 観光費(シーギリヤロック+サファリ):1.5万円
- アーユルヴェーダ:5,000円 × 2回 = 1万円 合計:約25〜30万円
10日間なら宿泊が15万円、食費が3万円ほどに増え、総額は30万円を超える場合もあります。
まとめ—スリランカ旅行は節約も豪遊も楽しめるコスパ最強の国

節約でも十分楽しめる理由
スリランカは鉄道やバスなどの交通費が驚くほど安く、食事もローカル食堂なら200〜300円から楽しめます。宿泊もゲストハウスを選べば1泊2,000円前後で快適に過ごせるため、節約派でも世界遺産や自然の美しさを存分に味わえます。お金をかけなくても、現地ならではの体験がたくさんできるのが魅力です。
少し予算を増やせば一気に豪遊できる魅力
同じスリランカでも、予算を少し増やせば旅の質が一気に変わります。リゾートホテルに泊まればプールやオーシャンビューを満喫でき、アーユルヴェーダのトリートメントやサファリツアーなど、日本では高額な体験が驚くほど手頃な価格で楽しめます。節約と豪遊の差がはっきりしているからこそ、自分のスタイルに合わせて選びやすいのです。
日本とのコスパ比較で見えるスリランカの強み
日本で1週間旅行すれば15万円前後が相場ですが、スリランカなら同じ金額で豪華ホテルに泊まり、世界遺産巡りまで叶います。
つまり「節約すれば驚くほど安く」「少し贅沢すれば一気にリゾート気分」という二つの魅力を両立できるのがスリランカ旅行です。旅行スタイルを選べる柔軟さと、コスト以上の体験価値が得られる点で、スリランカはまさにコスパ最強の旅行先と言えるでしょう。
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