スリランカは、自然や文化の魅力が豊かな一方で、日本とは勝手が違う部分も多く、ちょっとした行き違いがトラブルにつながることがあります。
多くの場合、それは治安の悪さというより、前提の違いを知らないまま行動してしまうことが原因です。
ここでは、実際に起きやすいケースをもとに、事前に意識しておくと回避しやすいポイントを整理します。
スリランカ旅行でトラブルが起きやすい背景

日本の感覚がそのまま通用しない場面の多さ
公共交通、料金表示、接客距離など、日本では暗黙の了解として成立している仕組みが、スリランカでは異なる形で運用されています。
その違いを知らないまま動くと、「だまされた」「揉めた」と感じやすくなります。
悪意ではなく認識のズレによる行き違い
多くのトラブルは、相手が意図的に問題を起こしているわけではありません。文化や商習慣の違いによる認識のズレが、不信感につながるケースが目立ちます。
料金やお金に関するトラブルと回避方法

事前に金額が明確でない移動手段の利用
トゥクトゥクや個人ドライバーの利用時に、乗車前に料金がはっきりしないまま出発すると、到着後に想定外の金額を提示されることがあります。
回避のポイント
・乗車前に金額を確認する
・可能であれば配車アプリやホテル手配を利用する
・曖昧な返答のまま出発しない
両替や支払い方法の違いによる混乱
空港外や小規模店舗では、レートやお釣りの扱いが日本と異なることがあります。
回避のポイント
・主要な支払いは現金とカードを使い分ける
・高額紙幣を細かく崩しておく
・その場で金額を確認する習慣を持つ
人との距離感から生じるトラブル

過度な声かけや客引きへの対応
観光地や駅周辺では、ドライバーやガイド、商店から声をかけられる場面が多くあります。慣れていないと、断りづらさから不要なやり取りに発展しやすくなります。
回避のポイント
・必要がなければ短く断る
・曖昧な態度を取らない
・その場で即決しない
親切と勧誘の境界が分かりにくい場面
道案内や手助けのように見えて、後から料金を請求されるケースもあります。
回避のポイント
・好意とサービスの違いを意識する
・事前に条件を確認する
・一人で判断しづらい場面では距離を取る
移動やスケジュールに関するトラブル

時間感覚の違いによる予定のズレ
交通状況や天候の影響を受けやすく、日本のように分単位で進まないことがあります。
回避のポイント
・移動日は余裕を持った計画にする
・乗り継ぎを詰め込みすぎない
・「遅れる前提」で考える
ローカル交通の仕組みを知らないまま利用するケース
鉄道やバスは安価で魅力的ですが、路線や運行状況が分かりにくい場合があります。
回避のポイント
・主要区間は事前に調べておく
・初日は無理に複雑な移動をしない
・分からない場合は人に確認する
トラブルを未然に防ぐための基本的な考え方

危険を想定するより仕組みを理解する
過度に身構えるよりも、「日本と違う前提」を理解するほうが、結果的に安心感につながります。
すべてを一人で判断しようとしない
言語や文化に不安がある場合、情報源や相談先があるだけで、判断の精度は大きく変わります。
スリランカ旅行で起きやすいトラブルの多くは、事前に知っていれば避けられるものです。不安をゼロにすることよりも、起こりやすいケースを把握しておくことが、現実的な備えになります。
不安な点がある場合は、いきなり決めるのではなく、日本語で状況を整理しながら相談してみるのも一つの方法だと思います。


コメント