「スリランカ旅行に行ったら、空港に着いた瞬間からスマホを使いたいのに、ネットが繋がらない…」そんな不安を抱える人は少なくありません。
言葉の壁や現地SIMの購入手続きに戸惑うのは避けたいですよね。私自身も「設定が難しそう」と心配していましたが、実際は到着後30分以内でGoogleマップまで開けるほどスムーズでした。
本記事では、eSIMの基本から実体験シナリオ、サービス比較まで徹底解説します。これを読めば、初めての方でも失敗せずに快適なネット環境を確保できるはずです。
到着後30分でネット開通できる?実体験でわかった即日接続シナリオ

空港に着いてからの流れを時間軸で紹介(例:預入→入国→eSIM切り替え→通称「Googleマップ」起動まで)
到着0〜10分: 機外→入国審査へ。入国後の到着ロビーにDialog(ダイアログ)とSLT-Mobitel(モビテル)のカウンターがあります。どちらも観光客向けプリペイドSIM/eSIMを取り扱い、空港店での即時発行に対応しています。Dialogは「Arrivalロビーの空港ストアでTourist eSIMを入手可能」と公式に案内しています。 また、SLT-Mobitelも到着ロビーのカウンターでTourist SIMを扱い、eSIMのオンライン発行(QRメール)にも対応しています。
到着10〜20分: 空港フリーWi-Fiに接続してメールを確認し、事前購入eSIMのQRまたは現地eSIMのQRを読み取ります。CMB(コロンボ)空港はフリーWi-Fiを提供している旨の案内が複数あり、実務上も到着エリアで接続可能です。
到着20〜30分: 端末のモバイルデータ回線をeSIMに切替、データローミングON、必要なら機内モードON→OFFで電波を掴ませます。iPhone/PixelのデュアルSIM設定は公式手順どおりでOKです。Googleマップが開けば完了です。配車はPickMeかUberを起動すると、到着エリアの乗車案内が出ます。到着直後に配車アプリが使えると移動が一気に楽になります。
必要な事前準備一覧(eSIM購入・設定済み・端末の対応確認など)
- 端末がSIMフリー & eSIM対応か確認(iPhoneは設定→情報にEID表記、Pixelは設定→ネットワーク→SIM)
- eSIMは出発前に購入 & プロファイル追加だけ済ませ、有効化は現地で
- QRコードはオフラインでも表示できるよう「印刷 or 別端末に保存」。iPhoneの設定>モバイル通信>eSIM追加はカメラ読み取り限定なので、写真からの読み取り不可に注意します。
- デュアルSIMの役割分担を事前に決める(音声=日本回線、データ=スリランカeSIM)。切替は公式手順が確実です。
- 必要アプリ事前DL(Googleマップのオフライン地図、PickMe、Uber、翻訳アプリ)
eSIM対応端末かどうかを確認する方法
- iPhoneの場合
- iPhone XS/XR以降のモデルは基本的にeSIM対応(ただしキャリア版はSIMロック解除が必要)。
- 「設定 → 一般 → 情報」でEID(Embedded Identity Document)が表示されていればeSIM対応端末です。
- Androidの場合
- Google PixelシリーズはPixel 4以降がeSIM対応。
- Samsung Galaxyの一部モデル(S20以降など)、XiaomiやOPPOの最新機種も対応しています。
- 「設定 → ネットワークとインターネット → SIM」などにeSIM追加の項目が出ていれば対応端末です。
- 確認のコツ
- 各メーカー公式サイトやGoogle・Appleのサポートページで最新の対応リストをチェックする。
- 日本のキャリアで購入した端末はSIMロック解除を忘れずに行う。
実体験の通信速度・安定性・使えたアプリ(地図、SNSなど)
大手のDialogとSLT-Mobitelの観光客向けパッケージは都市部〜観光地で4G/LTEが安定し、地図、SNS、配車、メッセージアプリは問題なく利用できます。多くの旅行者向けeSIMは現地大手(Dialog/Mobitel/Airtel)へ接続する設計で、観光動線では実用的という評価が一般的です。速度計測は時間帯と場所で差が出ます。動画の長時間視聴や大容量アップロードはホテルWi-Fi併用が安心です。中級者以上はスピードテストで状況確認すると無駄が減ります。
そもそもeSIMとは?スリランカ旅行者向けに理解しておきたい基礎知識

eSIMはスマホに内蔵された組み込みSIMで、QRを読み取ってプロファイルをダウンロードすれば使えます。物理SIMの抜き差しが不要なので、到着直後の開通と相性が良い仕組みです。Android端末の設定手順や、iPhoneでのデュアルSIM運用は公式ガイドに従えば数分で完了します。
eSIM導入のメリット(空港到着後すぐ繋がる安心感)

- 列に並ばず即日開通:事前購入なら到着→Wi-Fi→有効化で完結します。
- 荷物が増えない:ルーター不要で充電も減ります。
- 番号の使い分け:日本の音声回線を残しつつ、データは現地eSIMに任せられます。
- 空港カウンターでも観光客向けeSIM:Dialog空港ストアでTourist eSIMを発行可能。SLT-MobitelもeSIMの即時発行(QRメール)を案内しています。
eSIM導入のデメリット(それでも注意すべき点)

- 端末の対応に差:古い機種や一部モデルは非対応です。
- 初回はWi-Fiが必要:プロファイルDL時は安定したWi-Fiが必要です。空港Wi-Fiや機内Wi-Fiの活用でカバーできます。
- QRの扱い:iPhoneは写真からの読み取り不可なので印刷or別画面が無難です。
- 無制限表記の実態:テザリングや速度制御など条件が付くことがあります。詳細は各公式表示の最新規約で確認が必要です。
スリランカ旅行におすすめのeSIMサービス比較ランキング

選定基準:①即日利用のしやすさ ②価格帯(7〜15日×中容量目安)③日本語 or 24hサポート有無 ④テザリング可否の明記 ⑤回線の安定性(接続先キャリアの信頼性)
1位:World eSIM … 手順が丁寧で購入→5分で情報メール、使い始めがラクです。
2位:Airalo … 低容量プランが安い傾向で短期&ライトユーザーに向きます。
3位:Global YO … 設定ガイドが充実し、QR長押し→追加などiPhone実装と合わせた説明がわかりやすいです。
4位:Holafly … 無制限系が選べますがテザリング条件には留意が必要です。
5位:UPeSIM … エントリー価格が安いプランがあり、サポート応答15分目安などのPR情報が明記されています。
料金プラン・サポート体制・即日利用可否・テザリング可否 を一覧表で比較
サービス | 代表的プラン例(参考) | サポート | 即日利用 | テザリング可否の表記 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
World eSIM | 到着前購入→約5分で設定情報メール | 日本語表記あり | 可 | 明記あり | 手順が段階的で迷いにくい |
Airalo | 少容量が安価な傾向(国別ページ参照) | アプリ内 | 可 | 可が多い(端末依存) | 価格重視の短期向け |
Global YO | アプリの「Add eSIM」やQR長押し説明が丁寧 | チャット | 可 | 記載あり | 手順ガイド豊富 |
Holafly | 無制限系プランあり | 24h | 可 | 条件付きの記載あり | 機能条件に留意 |
UPeSIM | 例:7日1GB €2.99等を掲載 | チャット | 可 | 可(表記) | 価格訴求が強いPR |
空港でも安心!到着してすぐeSIMを開通するための最新チェックポイント

- Dialogは空港ストアでTourist eSIMを案内しており、到着ロビーで即時発行→QR読み取りの流れが想定できます。
- SLT-MobitelはオンラインeSIM購入→数分でQRメールを明記。到着後に空港Wi-Fiでメールを開いてアクティベートする選択肢も現実的です。
さらに安心の準備
- QRは紙で印刷、別端末にも保存。iPhoneは写真から読み取り不可なので、紙 or PC画面が確実です。
- 万一に備えて空港Wi-Fiの存在を把握しておくと動揺が減ります。
他の通信手段との比較:どっちが“安くてすぐネット”をかなえる最短ルートか

費用・手間・持ち物(荷物増・返却手間)を比較表で整理
手段 | 費用感 | 手間 | 荷物 | 返却 | 即時性 |
---|---|---|---|---|---|
eSIM(事前購入) | 安〜中 | QR読み取りのみ | なし | なし | 最短 |
空港eSIM(現地購入) | 中 | カウンター立寄り | なし | なし | 早い |
物理SIM(街中) | 安 | 店探し+設定 | なし | なし | やや遅い |
Wi-Fiルーター | 中〜高 | 受取・返却 | 増える | 必要 | 普通 |
国際ローミング | 高 | 申込のみ | なし | なし | 普通 |
よくあるトラブルと対処法(実体験・読者Q\&A)

- 電波を掴まない:機内モードON→OFF、再起動、データローミングON、ネットワーク自動選択に戻す、APN自動設定の再適用で解消する例が多いです。
- QRが読めない:紙のQRで照明を明るくし、ピントを合わせます。ダメなら手動コード入力に切替えます。
- 主回線の音声を維持したい:データ=eSIM、音声=日本回線に設定します。iPhone/Pixelは公式手順どおりに。
- 消費が早い:iPhoneのデータ切替や5G設定を見直すと電池持ちが改善する場合があります。
この記事のまとめ:最短30分でストレスフリーなネット環境を手に入れる方法
- 準備:eSIMは出発前に購入、QRは紙にも保存、端末のeSIM対応を確認します。
- 到着:コロンボ空港はフリーWi-Fiが使えるので、メール確認や有効化に役立ちます。
- 即時開通:Dialog空港ストアでTourist eSIM、または事前購入eSIMのQR読み取り→有効化で30分以内に実用レベルへ到達できます。
- 困ったら:機内モード切替/再起動/データローミングONで復旧を試し、改善しなければサポートに連絡しましょう。
要するに、
- 「安く」はライト容量のeSIMが有利です。
- 「すぐ」は事前購入+空港Wi-Fiの合わせ技が確実です。
- 「面倒なし」は空港のDialog/MobitelカウンターでTourist eSIMを手に入れるのも正解です。
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